公益財団法人福島県消防協会のホームページ

　11月11日（土）、令和５年度女性消防団員等研修会を郡山市にあります福島県農業総合センター会議室で開催しました。同研修会は、女性消防団員の活動の活性化と交流の促進につなげるため、毎年開催しています。

　研修会は、吉田秀一県消防協会長の挨拶に続き、総務省消防庁の消防団等充実強化アドバイザーの折茂綾子様から「男女共同参画社会　私たちにできること」と題して講演をいただきました。折茂様は、群馬県藤岡市消防団の女性のみの分団の副分団長としてご活躍され、後継者の育成にも携わっています。折茂様の講演では、日頃の活動内容や課題、今後の展望などお話しいただくとともに、どんな活動を行いたいかというテーマでグループワークを行いました。最後に、折茂様からは「消防団員の充足率を補うために女性消防団員がいるわけではない。消防は男性だけではない。男女参画社会だ。自分の活動に誇りを持って、未来へ繋げる。これが郷土を愛する想い・情熱だと思う。」という言葉をいただき、今後の活動に大変参考になりました。

　次に、福島県消防学校の越尾吉美専門教務主任が講師となって「Ｓ-ＫＹＴ（消防団危険予知訓練）」と「礼式の基本」の体験学習を行いました。消防団危険予知訓練は、災害現場に潜む危険を見抜く力を養い、災害防止の意識を持つための有効な訓練で、講師から説明を受けた後、グループに分かれて指差し呼称やミーティングなどの実技を行いました。その後、礼式の基本として、団員が基本的な動きを習得することは有意義なことから、敬礼動作、基本の姿勢や休めなどの基本の動作などを教えていただきました。